働く人を知る
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ベアリングの心臓部を手掛ける熱処理工程に強い責任とやりがいを感じながら、芦別の地で新しい人間関係の輪を広げています。
第一製造部 熱処理課グループリーダー 島倉 2012年入社
入社のきっかけを教えてください。
はじめは学校の先生からの勧めで、当社を知りました。福利厚生が充実していて、転勤がないことも魅力でしたが、一番の理由は、学校で学んだ制御工学の知識を活かせる会社だと思ったことです。
職場の雰囲気はいかがですか?
今の部署は少数精鋭部隊で、仕事中は皆厳しい表情でそれぞれの作業に真剣に向き合っていますが、休息時間や終業後には年齢や役職を問わず、笑いながら冗談を言い合って、コミュニケーションを取ることができるメリハリのある職場です。先輩たちは皆さん優しく、趣味や街周辺のスポットなどいろいろな事を教えてくれたりして、新人でも馴染みやすい環境だと思います。
現在の仕事内容を教えてください。
熱処理課では、焼入れ~焼戻しにより金属に硬さと靭性(粘り強さ)を与え強度を高める処理と、処理の終わった製品の品質チェックなどを行います。熱処理はベアリングの寿命を左右するとても重要な工程になります。人で例えるならば心臓部を手掛けるような仕事で、製品の信頼性保証に直結する部署なので、緊張感をもって日々仕事に取り組んでいます。
仕事のやりがいはどんなところですか?
熱処理工程は、すべて機械によるオートメーション化が図られています。私たちの主な仕事は、機械が正常に作動し、均一の品質や精度が保たれているかをチェックすることです。もし問題が起これば、機械を止めて生産のすべてを中止しなければなりません。当社のベアリング製品の寿命と信頼性確保の要となる仕事に責任と誇りを感じ、それがやりがいにつながっています。
入社してから自分が成長したと思うことは?
学生時代は勉強が忙しく、自分のことで精一杯で周囲とのコミュニケーションを考える余裕がありませんでした。社会人となった今では、仕事を通じてコミュニケーションの大切さを学び、周囲への気配りもできるようになったと思います。そうすることで、仕事はもちろんプライベートでも気の合う仲間ができ、自分の視野を広げることが出来ました。
仕事に欠かせないスキルはありますか?
オートメーション化が進んでいるため、機械の操作に特殊な技術やスキルは必要ありません。ただし熱処理についての専門的な知識が要求される現場なので、向上心をもって学ぶ気持ちは重要。仕事を覚えていく中で十分に勉強できますので、敷居を高く感じる必要はありません。強いて必要な心構えを挙げるなら、非常に危険な機械や設備を取り扱う現場ですので、安全第一をしっかり意識して欲しいですね。
これからの目標を教えてください。
今の職場に配属されて数年が経ちますが、まだまだ設備の仕組みなどで分からないことがあるので、さらに理解を深めていきたいです。また、国家資格である金属熱処理技能士2級の取得が当面の目標です。そして将来的には部署を統括するポストを目指して日々努力を積み重ね、自他ともに認められる実力を養いたいです。
休日の過ごし方は?
北海道の中央に位置する芦別は、滝川・旭川・富良野が1時間圏内にあり、また少し足を延ばせば北海道全域へのアクセスも可能な便利な場所です。天気のよい休日には趣味のバイクで、雨なら車で、さまざまな地域に気ままに出かけています。入社当初、芦別には知り合いもおらず、縁もゆかりもない土地だったのですが、温かみのある人が多く、出かけた先での人間関係の輪も広がりました。休日も充実した楽しい時間を満喫しているので、それが仕事へのモチベーションにつながっています。
応募希望者へ、メッセージをお願いします。
変に気負うことなく、また気後れすることなく、前向きな気持ちで応募して欲しいです。自身に縁のない土地だとしても、新しい仕事、そして新しい人との出会いがあります。当社は、やる気のある人には必ず応えてくれる会社ですので、勇気ある一歩を踏み出してください。